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メールやSMSでのフィッシング詐欺に注意!

登録日:2024年12月23日

被害にあわないための事前の対策を心がけましょう

 全国の消費生活センター等には、実在する事業者等をかたるメールやSMSを送信し、パスワードやID、暗証番号、クレジットカード番号などの個人情報を詐取し、クレジットカード等を不正利用するフィッシングに関する相談が寄せられています。

  フィッシング詐欺の手口は日々巧妙化していますので、その手口を知って、被害にあわないための事前の対策を心がけましょう。

宅配業者を騙ったメールを信用してクレジットカード情報を入力してしまった

 宅配事業者を騙ったメールが届いたが、当時実際に荷物の受取予定があったので信じてしまった。メール本文に、「再配達を希望する」との項目がありタップすると入力画面が表示された。氏名・住所・電話番号・メールアドレスを入力し、最後に「再配達料が発生します」と書かれていたので、クレジットカード情報を入力した。カード情報入力後、エラーが出たので別のクレジットカード情報を入力したが再度エラーが出た。仕方ないので3社目のクレジットカード情報を入力すると「完了」と表示され画面を閉じた。翌日になってから詐欺だと気づき、最初に入力したクレジットカードの会社に電話すると6万円決済されていると教えられ、請求は取下げると言われた。2社目、3社目は今のところ決済はされていないと言われた。3社ともカードは再発行してもらった。今後、残り2社から請求を受けた場合はどうしたらよいか。

  • 日頃利用している事業者や公的機関などからのメールやSMSを見るときでも、まずフィッシング詐欺を疑い、記載されているリンクにはアクセスせず、以下の点を心がけましょう。
  • 事前にブックマークした正規のサイトや、正規のアプリからアクセスする。
  • 事前のブックマークがない場合や、少しでも不安に思う点があれば、事業者等の正規のサイトでフィッシング詐欺に関する情報がないか確認する。
  • もしメールのリンク先にアクセスしても、安易にクレジットカード番号を入力しない。

クレジットカード会社を騙るメールを信用してクレジットカード番号を入力してしまった

 クレジットカード会社を名乗るメールが届き、「あなたのクレジットカードが不正利用されている。取引確認をしてください」と書いてあった。契約先のクレジットカード会社から届いたメールだと信じてしまい、画面に表示された不正利用確認フォームにアクセスし、クレジットカード番号やメールアドレス、住所、電話番号、名前を入力し送信してしまった。すぐに、クレジットカード会社からSMSが届き、約40万円の売り上げが上がっており、不正利用と思われるので確認してくださいという内容が記載されていた。ここで、最初のメールがクレジットカード会社を騙る詐欺メールであったことに気づいた。クレジットカードを止め、カード番号の再発行の手続きをしたが、今後の注意点を教えてほしい。

  • フィッシングサイトに情報を入力してしまったら、すぐに以下の対応をしましょう。

  • 同じID・パスワード等を使い回しているサービスを含め、すぐに変更する。

  • クレジットカード会社や金融機関などに連絡する。                           

銀行を騙るSMSを信用して口座番号や暗証番号を入力してしまった

 今日、銀行で預金を出金しようとして残高が少ないことに気が付いた。確認をしたら昨日、銀行口座から不正に10万円が送金されていた。昨日、自分が使っている銀行を名乗った利用制限に関するSMSが届き、口座番号、暗証番号、口座名義人、生年月日を入力したことが原因だと思った。すぐに銀行に相談をして口座の利用を停止したが、今後どう対処すればよいか。

  • 日頃から対策をしておきましょう。
  • セキュリティソフトや携帯電話会社の対策サービス等を活用する。

  • ID・パスワードの使い回しをしない。

  • クレジットカードやキャリア決済、インターネットバンキングの利用明細はこまめに確認する。

  • あわせて、利用限度額を確認し必要最低限の金額に設定する。

通販サイトからメールが届き、クレジットカード番号を入力したら不正利用された

 大手通販サイトから携帯電話に「会員満期通知」という件名でメールが届いた。メールを開くと、「月会費550円が引き落としできませんでした」と書いてあり「会員ログイン」という記載があったのでタップして遷移した。切り替わったページにはクレジットカード番号を入力する欄があったのでクレジットカード番号を入力した。しばらくして、クレジットカード会社から連絡があり、第三者に5万円使われたことがわかった。どうすればいいか。

  • フィッシング対策には日頃からの心構えが重要です。以下のチェックリストを活用し、ご注意ください。

携帯電話会社を名乗る SMS が届き ID とパスワードを入力したら覚えのない請求がきた

 契約している携帯電話会社を名乗り「ご利用料金のお支払いが確認できておりません。以下のURL からご確認が必要です」との SMS が届いたためアクセスしたところ、キャリア決済のログイン ID とパスワードの入力を求められ入力した。その後、身に覚えのない請求が約8万円あった。不正利用された分を取り消してほしい。

  • 格安スマホ会社では、事業者の指定する「プレフィックス番号」をつけるか、指定のアプリを使って電話をかけることで、通話料金が割引になるサービスが提供されていることがあります。無料通話のオプションに加入していても、これらの割引になる条件を満たしていなければ、予期せぬ高額請求を受ける場合があります。通話方法について、あらかじめホームページや契約書面等で確認しておきましょう。

  • プレフィックス番号とは、電話を発信するときに先頭につける、特定の番号のことをいいます。格安スマホ会社では、各社でプレフィックス番号が定められています。消費者は、発信したい電話番号の前に自分でプレフィックス番号を打ち込むか、プレフィックス番号を自動でつけて発信するアプリを用いて電話をかけることで、通話料金に割引が適用されるサービスを受けることができます。

不安に思ったりトラブルになった場合は、消費生活センターに相談しましょう

消費生活センターは、消費生活に関する困りごとについて相談を受け付け、解決のための助言やあっせん(交渉の手伝い)などを行っています。
消費者トラブルの解決のためには、できるだけ早く消費生活センターに相談することが大切です。
変だな?おかしいな?と思ったら、一人で悩まず、気軽にご相談ください。

いわき市消費生活センター
0246-22-0999(相談専用)
受付時間 月曜日から金曜日 午前9時から午後4時(祝日および年末年始を除く)
消費者ホットライン
188(いやや)
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センターなどを案内する、全国共通の電話番号です。
年末年始(12月29日~1月3日)を除いて、原則毎日ご利用いただけます。

 注:いずれの番号も相談は無料ですが、電話の通話料金がかかります。

 

詳しくは、関連リンク「消費生活相談のご案内」をご覧ください。    

このページに関するお問い合わせ先

消費生活センター

電話番号: 0246-22-0999【相談専用】 0246-22-7021(事務直通) ファクス: 0246-22-0985

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