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7月28日から8月3日は『肝臓週間』です

登録日:2025年7月1日

肝臓週間とは?

7月28 日の世界肝炎デー(日本肝炎デー)を含む1 週間「肝臓週間」として、全国各地で啓発キャンペーンなどが行われています。 

世界肝炎デー(日本肝炎デー)とは?

 世界保健機関(WHO)は2010 年に、世界的レベルでのウイルス性肝炎のまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染予防の推進を図ることを目的として、7 月28 日を「World Hepatitis Day(世界肝炎デー)」と定め、肝炎に関する啓発活動などの実施を提唱しました。
 日本でもこれに呼応し、7 月28 日を「日本肝炎デー」と制定。国や地方公共団体、医療機関や事業主団体などが協力し、肝炎の病態や知識、予防、治療に係る正しい理解が進むよう普及・啓発を行い、肝炎ウイルス検査の受検を促進しています。

 

肝臓について

肝臓は、およそ2,500億個の細胞が集まった人間の体で一番大きい臓器です。
栄養をエネルギーに変えたり栄養分の貯蔵、血液の解毒等を行い、人間の体を健康に保っています。

肝臓は「沈黙の臓器」とも言われ、異常があっても自覚症状が現れにくいのが特徴です。

肝炎について

肝臓に障害がおこる原因で圧倒的に多いのはウイルスによる肝炎です。肝炎ウイルスには様々な種類がありますが、特にB型・C型肝炎ウイルスの感染者・患者数は合わせて300万人を超えていると推定され、国内最大級の感染症と言われています。日本では、多くの肝炎ウイルスキャリア(ウイルス保有者)が、感染の自覚がないまま日々を過ごしていることが問題視されています。

ウイルス肝炎は、体の中にウイルスが侵入することで徐々に肝臓の機能が失われ、肝硬変や肝がんに至ることもあります。

それ以外にも、食べ過ぎによる脂肪肝やアルコールや薬物による肝障害もあります。

 

肝炎ウイルスの感染を防ぐために

肝炎ウイルスは、一緒に仕事をしたり、同じ鍋をつつくような「日常的な接触」で感染することはありません。
それほど神経質になる必要はありませんが、血液や飲食物を介して感染するため以下の点に注意しましょう。


1.他人の体液(血液や精液)には、できるだけ触れない。また、触れたら洗い流す。
2.カミソリや歯ブラシを共用しない。
3.注射器の回し打ちをしない。
4.ピアスなど、針を使う行為は、衛生的で信頼のおけるところを選ぶ。
5.性行為の際はコンドームを最初から最後まで使用する。
6.海外旅行(特に肝炎の流行地に行くときには、ワクチンの接種を受け、生の飲食物には注意をする。)

 

肝炎ウイルス検査を受けましょう

感染を早期に知るためには、肝炎ウイルス検査を受検することが重要です。早期発見・治療により、肝硬変や肝がんへの進行を防ぐことができます。

検査は、お住まいの市町村で実施している健診や、職場健診などで実施している場合があります。ご自身が対象となっているかご確認ください。

いずれの健診でも対象となっていない方については、保健所でも無料・匿名の検査を実施しておりますので、以下を確認してください。

 

保健所で「肝炎ウイルス検査」を実施しています

いわき市保健所では、いわき市に住民票がある方で、過去に1度も肝炎ウイルス検査を受けたことが無い方を対象とし、肝炎ウイルス(B型・C型)に感染しているかどうかを調べる検査を実施しています。事前予約制となりますので、詳しくは以下のページをご確認ください。
 

保健所のHIV検査・梅毒検査・肝炎検査について(市ホームページ)

 

このページに関するお問い合わせ先

保健所感染症対策課 感染症対策係

電話番号: 0246-27-8606 ファクス: 0246-27-8600

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